劇的!漢方薬~風邪~
2007-11-17 23:06:40 (13 years ago)
カテゴリタグ:
医療
風邪にもよく漢方薬は処方されます。
根本的に漢方薬と西洋薬(漢方薬以外の薬)では、
風邪の治療に対する考え方(治し方)が違うんです。
西洋薬は、「熱を下げて体力回復させて、そのすきに治す」
漢方薬は、「熱を上げて風邪のウイルスなどをやっつけて治す」
漢方薬を飲んで、一時的に逆に熱が上昇したりするのはこのためで、
汗を出して治しましょうみたいな感じです。
当院では、基本的には
風邪には解熱剤(熱さまし)はあまり積極的には処方せず、
むしろ熱を一時的に上げて、風邪のウイルス君との戦いをサポートする薬
(漢方など)を処方することが多いです。
その代表が「葛根湯(カッコントウ)」なんですが、
実は葛根湯は、風邪の初期(けっこう超初期)でないと効果がない事が多い
ので、長引いているような風邪には全く効きません。
「どんな風邪にも葛根湯を処方する医者はやぶ医者」
と言われるのはそのためです。
診察時に、汗をかいているか、関節痛はあるか、はなみず、咳はあるか、
喉の痛みはあるか、男性か女性か、若い患者様か年配の患者様か・・・
などでどの漢方薬を処方するか決めています。
(風邪の漢方の種類はたくさんあるんですよ)
これからはインフルエンザの季節ですが、
インフルエンザによく処方する「麻黄湯(マオウトウ)」という漢方薬は
「タミフルなどの抗ウイルス薬と同等の治療効果!」
という論文も出ているほどです。
当院では、漢方薬と西洋薬のいいとこどりで
併用処方することが多いです。
「風邪には葛根湯!」だけではないんですよ。
いっぱいいい風邪の漢方薬があるので、ご相談してくださいね。
PS:「明日から今年一番の寒波が来るそうです」というニュースを見て、
「明日から今年一番のかっぱが来るそうです」
だったら面白いだろうなあ~と、頭の皿のでっかいかっぱを
想像して、ひとり笑っている石本でした。
(今年一番のかっぱってなんやねん)
根本的に漢方薬と西洋薬(漢方薬以外の薬)では、
風邪の治療に対する考え方(治し方)が違うんです。
西洋薬は、「熱を下げて体力回復させて、そのすきに治す」
漢方薬は、「熱を上げて風邪のウイルスなどをやっつけて治す」
漢方薬を飲んで、一時的に逆に熱が上昇したりするのはこのためで、
汗を出して治しましょうみたいな感じです。
当院では、基本的には
風邪には解熱剤(熱さまし)はあまり積極的には処方せず、
むしろ熱を一時的に上げて、風邪のウイルス君との戦いをサポートする薬
(漢方など)を処方することが多いです。
その代表が「葛根湯(カッコントウ)」なんですが、
実は葛根湯は、風邪の初期(けっこう超初期)でないと効果がない事が多い
ので、長引いているような風邪には全く効きません。
「どんな風邪にも葛根湯を処方する医者はやぶ医者」
と言われるのはそのためです。
診察時に、汗をかいているか、関節痛はあるか、はなみず、咳はあるか、
喉の痛みはあるか、男性か女性か、若い患者様か年配の患者様か・・・
などでどの漢方薬を処方するか決めています。
(風邪の漢方の種類はたくさんあるんですよ)
これからはインフルエンザの季節ですが、
インフルエンザによく処方する「麻黄湯(マオウトウ)」という漢方薬は
「タミフルなどの抗ウイルス薬と同等の治療効果!」
という論文も出ているほどです。
当院では、漢方薬と西洋薬のいいとこどりで
併用処方することが多いです。
「風邪には葛根湯!」だけではないんですよ。
いっぱいいい風邪の漢方薬があるので、ご相談してくださいね。
PS:「明日から今年一番の寒波が来るそうです」というニュースを見て、
「明日から今年一番のかっぱが来るそうです」
だったら面白いだろうなあ~と、頭の皿のでっかいかっぱを
想像して、ひとり笑っている石本でした。
(今年一番のかっぱってなんやねん)